SDカードには保存形式で三種類あります。
■ SD 容量が2GBまでの従来のもの
ファイルフォーマットとしてFAT16が使われ規格上最大容量が2GBまでの
制約がある。
※Windows95の頃はFAT16が標準でWindows95B(OSR2)FAT32が可能となり
Windows98でFAT32が主流で使われる事になります。
2000年発売当初は 8MB(1月)→16MB→32MB→64MB(6月)
2001年 128MB(7月)→256MB(12月)
2002年 512MB(1月)
2004年 1GB(1月)→2GB(11月)
速度としては 60倍速(9MB/sec)~150倍速(22.5MB/sec)の5段階あります。
■ SDHC (SD High Capacity)
旧来のSD(FAT16形式)から上限2GBの壁を破るため、FAT32ファイルシステムに
対応させて最大32GBまでの容量が可能となりました。
これにより旧来のSDカードリーダはSDHC(FAT32)カードを読めませんが
上位互換としてSDHCはSD(FAT16)カード読み書きが出来ます。
2006年 4GB→8GB(11月) が発売されました。
OSがXP・Vistaでパソコン内蔵・標準装備されてカードリーダーは
殆どがSDHCカードが読めない事になります。
よってカードリーダ交換やUSB外付けで1500円前後で購入して外部利用で
対応することになります。
■ SDXC (SD eXtended Capacity)
SDHCはFAT32のファイルシステム32GB上限の壁を破り、exFATを採用した。
WindowsXPでフォーマットするとFAT32形式で使える容量は32GBとなってしまう。
exFATはXP(SP2)、OSとしてVista、Windows7、Mac OS X v10.6.4以降で正式サポートされる。
SDXCとmicroSDXCの2種類になる
■ SDメモリーカード ロック!
カード側面のツマミをロック位置にスイッチすると、データの削除・上書きを
禁止することができます。
フォロッピーディスクと類似様式ですね。
——————————————–
デジタルカメラや携帯電話に活用され、本体小型化に伴い、メモリーも
小型化してきました。
今は大きく分けると3種類となります。
幅 長さ 厚さ 単位(mm) 重量(g)
・SDカード 24 32 2.1 2
・miniSD 20 21.5 1.4 1
・microSDカード 11 15 1.0 0.4
今や携帯電話はmicroSDが主流となり価格もかなり下落してきました。
カメラ記憶媒体等で各社乱立していましたが2003年からSDカードの優位性が
見られ、2005年に携帯電話でminiSDの採用が進んだ事でSDカードが世界標準
(デファクトスタンダード)となりました。
その後、後発したmicroSDの国内売上がminiSDを抜きました。
■ 業界の流れ
SDカード草創期の頃メーカーで乱立していたが、SDの市場優位性から各メーカーは
移行せざるをえなくなって来た。
ゲーム機では、任天堂 DSiやゲームボーイ
自社規格であるメモリースティックのソニーもプレイステーション3初期型、
パソコン、携帯電話にmicroSDやminiSDを採択して来ています。
さて、簡単に歴史と規格争い、小型大容量化しているSDカードをご覧頂きました
が、現在売られている容量と価格はこちらで一覧表示されています。
↓ ↓
SDカード一覧
今や、SDアダプターに内蔵して両対応させるものが値頃感もありお得です。